LOSTシーズン1 第22話「タイムカプセル」最強の女ケイトに翻弄される男たち

名作海外ドラマLOST1の22話はケイトを中心に描かれるエピソードだ。
マイケルが作っている筏に乗る人をめぐってのいざこざがあり、実は惹かれあっているソーヤーとケイトが喧嘩をする。
また、ジョン・ロックはジャックとサイードのことをハッチの場所へ案内し、これまで秘密にしていたことを白状する。
過去の回想シーンではケイトが大切にしている飛行機のおもちゃが彼女にとってどのようなものだったのかについて明らかになる。

出航するなら今だ!

白い旗

マイケルが作っている筏がほぼ形になってきていた。
そんなある日、高校教師のアルツトというおっさんが忠告する。
「雨季が近づいていおり、間も無く風向きが変わる。風向きが変わると筏が南にいってしまう」
この島より南には南極大陸しかないので、筏で出航するには時期が悪いという。

これは確かに非常に有益な忠告である。
筏で意気揚々と出航したのは良いが、どんどん寒くなって来て南極に流されたのでは地獄としか言いようがない。
アルツトいわく、出航するタイミングは昨日がよかったらしい。つまり急ぐなら今日にでも出航しなければならないということだ。

有名になるわけにはいかないケイト

アルツトの忠告でマイケルが焦り出していた時、ケイトが突然筏に乗りたいと言い出す。
なぜ突然そんなことを言い出したのか。それはチャーリーから言われた一言だった。
「マイケルが島を脱出し、救助が来たら自分たちは有名人になる」

ケイトは犯罪者で飛行機で保安官に護送されている途中だった。
つまり救助が来てしまうと彼女の身元が明らかになる。それは彼女が自由の身になることができないということを意味する。
そのためケイトは先に筏で脱出してそのまま姿を消したいと考えていたのだった。

マイケル腹痛事件発生!

ケイトはマイケルにとりいってソーヤーの席を奪おうとするが、さすがに今更男同士の約束を破るわけにもいかず断られる。
そんな中、マイケルが突然腹痛で苦しみ出す。
そしてジャックはマイケルが飲んだペットボトルの水に毒が入っていたことをつきとめる。

ジャックはケイトに毒を盛ったのかどうか聞く、ケイトは傷付いた顔で「私がそんなことすると思う?」
ジャックは「さあ、わからない」
そりゃあ、分かるわけがない。この嘘つき秘密主義女は一体何を考えているのか全く分からないのだから。
これまで散々隠し事ばっかりしておいて、この期に及んでこの程度のことで傷付くのもやめてほしいものだ。ケイトも意外と面倒くさいところがあるらしい。

ペットボトルの水

踏んだり蹴ったりケイトさん

マイケルはソーヤーの仕業だと思い、その代わりにケイトを筏に乗せると言い出す。
しかし、そのことに逆上したソーヤーがケイトの秘密をみんなの前で暴露。
その結果、彼女は筏に乗れないばかりか、自分が犯罪者だということをみんなに知られてしまう。

だが、毒を持ったのは実はケイトでもソーヤーでもなかった。
犯人は・・・まさかの、サン!

サンはジンを行かせないために、少量の毒を盛って体調を崩させ、ジンが船に乗らない作戦だったのだ。
しかしマイケルが間違えてジンの水を飲み、腹を壊してしまったというわけ。
この秘密に気がついたのはジャックだけで、彼が問い詰めると彼女は白状した。
ジャックは誰にも話さないことにしたようだ。

誰にも知られなかった秘密

この夜、ソーヤーがケイトのところに来て話すシーンがあるが、このときソーヤーはケイトが犯人でなかったことを知っているかのような態度だった。
冷静に考えるとケイトがそのようなことをするはずがないと思い直したのだろうか?

いや、この女はその程度のことはする女だと思うぞ。
ソーヤーがケイトに「お前が追い詰めるから悪い」と言うが、実際にその通りだ。
ケイトの言動を考えるとソーヤーが誤解するのも無理はない。
その後、サンがケイトのところに来て「ジャックにバレたけど、あなたのアイディアだとは言ってない」
サンがジンの水に毒を盛ったのはケイトのアイディアだったのだ。
つまりケイトはジンのかわりに船に乗るという作戦だったということ。
やっぱりケイトはその程度のことはするじゃないか!
ジャックに聞かれた時も傷ついたような顔をしていたくせに、本当に実際にケイトが関わっていたとなんて・・・
強いし何でも出来るし手段を選ばないし、なんて恐ろしい女なんだろう・・・。

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