ゲムスロのサーセイことレナ・ヘディの出演作品を紹介

ゲムスロのサーセイことレナ・ヘディの出演作品を紹介

レナ・ヘディ(Lena Headey)はイギリスの女優で、名作海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でサーセイ・ラニスターを演じていることで有名です。
ゲームオブスローンズのサーセイは一貫してかなりの性悪女として主人公たちの邪魔をする役柄ですが、何があってもしぶとく生きぬき、へこたれず、倍返し(というか100倍くらい?)にして仕返ししてしまうようなタフさはもはやゲームオブスローンズの影の主人公なんじゃないかと思うほどの強烈キャラクターでした。
当サイトで勝手に選んだ「面白いほどタフな女性キャラクターランキング」でも見事1位に輝きました。
ここではレナ・ヘディの出演作品を3つご紹介します。

1. ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)

このHBOの大ヒットシリーズは、ジョージ・R・R・マーチンの「氷と炎の歌」に基づいています。物語は架空の大陸ウェスタロスとエッソスで展開され、多くの貴族家族が王座を巡って争います。レナ・ヘディは、ラニスター家のクイーン、サーセイ・ラニスターとして出演。彼女は冷酷かつ計算高い女性で、家族と自身の地位を守るためには手段を選びません。セルセイは、政治的な陰謀と個人的な復讐によって物語を引っ張り、最終的には自らの野望のために多くを犠牲にします。

2. 300(スリーハンドレッド)

この映画は、古代ギリシャのスパルタ王レオニダスと彼の300人の戦士がペルシャ帝国の大軍に立ち向かう話です。レナ・ヘディは、スパルタ王妃ゴルゴーとして出演。彼女は夫レオニダスが戦場に出る間、スパルタでの政治的な陰謀に対処します。ゴルゴーは、夫が戦っている間にも、スパルタの政治家たちと対峙し、資金と支持を集めるために自らの力と影響を行使します。

3. サラ・コナー・クロニクルズ(Terminator: The Sarah Connor Chronicles)

このテレビシリーズは、映画「ターミネーター」の続編として位置づけられています。レナ・ヘディは主人公、サラ・コナーを演じています。物語は、サラと彼女の息子ジョンが未来から送り込まれた殺人マシン、ターミネーターから逃れるという基本プロットに沿っています。サラ・コナーは、未来で反乱軍のリーダーとなる息子ジョンを守るため、そして機械による支配の未来を阻止するために戦います。彼女は母親でありながらも、戦士としての側面を持ち、多くの困難と危険に立ち向かいます。

これらの作品でレナ・ヘディは、強く独立した女性キャラクターを演じており、その演技力と存在感で多くのファンを魅了しています。

ゲーム・オブ・スローンズにおけるレナ・ヘディの演技:一角の女王から普遍的な人間まで

「ゲーム・オブ・スローンズ」において、レナ・ヘディが演じるサーセイ・ラニスターは、疑いなくシリーズの最も印象的なキャラクターの一つです。彼女の演技は、この複雑な人物を多面的に、かつ深く描き出しており、視聴者に多くの感情を呼び起こさせます。

まず、サーセイは初めから権力に固執する女性として描かれていますが、レナ・ヘディはその一面だけでなく、母として、妹として、そして愛する人を失った女性としての側面も見事に演じ分けています。特に、子供たちへの愛情は彼女の行動の多くを動かす原動力となっており、その感情の繊細な描写はレナ・ヘディの演技力の高さを証明しています。

また、サーセイは計算高く、時には冷酷な一面もありますが、ヘディはその冷酷さにも理由と脆さを与え、単なる「悪女」にしないよう工夫しています。例えば、父親タイウィン・ラニスターとの関係性や、弟ティリオン、妹ジェイムとの複雑な家族の絆は、サーセイがなぜそのような人物になったのかを理解させる重要な要素です。

さらに、レナ・ヘディはサーセイの変貌も非常に自然に演じています。シリーズが進むにつれて、サーセイは多くの失敗と痛手を経験しますが、その都度彼女の内面が変わっていく様子は、非常にリアルです。特に、教会の爆破シーンや最後の王宮での孤独な瞬間は、セルセイがどれだけ過酷な状況下でも自分自身を保とうとする強さと、それでも抑えきれない人間らしい弱さを見事に表現しています。

レナ・ヘディの演技が素晴らしい理由の一つとして、彼女自身がサーセイに多くの共感と理解を持っている点も挙げられるかもしれません。多くのインタビューで彼女は、サーセイをただの悪役としてではなく、多くの矛盾と葛藤を抱えた人間として理解していることを明かしています。

総じて、レナ・ヘディのサーセイ・ラニスターは、単なる一角の女王ではなく、多くの人々が感じる愛、憎しみ、痛み、喜びといった普遍的な感情を体現しています。その演技は、視聴者に対してセルセイが持つ多面性と深みをしっかりと伝え、シリーズを通して一貫した高い評価を受けています。

レナ・ヘディの私生活と人となり

レナ・ヘディは1973年10月3日にバミューダで生まれ、幼少期をヨークシャー、イングランドで過ごしました。彼女は若い頃から演技に興味を持ち、17歳で初めて映画に出演。その後、多くの映画やテレビシリーズで成功を収め、特に「ゲーム・オブ・スローンズ」でのサーセイ・ラニスター役で国際的な名声を得ました。

私生活では、レナ・ヘディは2回の結婚歴があり、2人の子供がいます。彼女は一般的にプライベートを非常に守っているとされていますが、ソーシャルメディアを通じてファンとコミュニケーションを取ることもあります。特に、彼女はインスタグラムで個人的な瞬間や社会的な問題についてしばしば発言しています。

人となりとしては、レナ・ヘディは非常にダウン・トゥ・アースでユーモアのある人物とされています。多くのインタビューでもその自然体な性格が垣間見え、彼女自身も自分が演じるキャラクターとはかなり異なると語っています。また、彼女は動物福祉や環境問題、人権問題にも熱心で、そのような活動にも参加しています。

以上のように、レナ・ヘディはプロフェッショナルな演技力と共に、私生活では地に足がついた、社会的にも意識の高い人物として知られています。

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