LOSTシーズン1 第20話「約束」あらすじレビュー(ネタバレ)ジャックはブーンを助けるという約束を守れるのか?

名作海外ドラマLOSTシーズン1の第20話は、大怪我を負ったブーンをジャックが治療するのと、クレアが赤ん坊をジャングルの中で出産するのが並行して進むエピソード。過去の回想シーンはジャックの結婚式の時の数日間が描かれている。

約束を守るためなら何でもするジャック

このドラマの前話でプロペラ機もろとも崖から落ちて瀕死の大怪我を負ったブーン。
ジャックは治療のための環境が全く整っていない状況でも何とかして生かそうとする。ウニの針を使って輸血したり、最後にはコンテナのドアで足を挟んで切断しようとまでする。

「お前は約束したことをやり通そうとする。だが何でも出来るとは限らないぞ」
これは昔、結婚式の前夜にジャックが父親から言われた言葉。

コンテナの扉でブーンの足を切断しようとした時、ブーンが「もういい」と言ってジャックを止める。
この時ブーンは分かっていた。「君は僕を救うと約束したからだろ?」
ジャックがこうまでして治療しようとするのは最初にブーンが運ばれてきた時「必ず助ける」と約束したからだったのだ。

ジャックの行動はまるで約束を守れないことを恐れているかのよう。
だが、彼はドクターなのだから結果的に助けられない可能性が高いことも承知のはずだ。
つまり彼は約束を守るために努力していたというより、自分に出来ることをひとつでもやり残して後悔することを恐れていたのかもしれない。

ブーンがシャノンに伝えたかったこととは?

ブーンは死ぬ間際に「シャノンに伝えて・・・」と言いかけるが、何を伝えて欲しいのかまでは言えずに息を引き取る。

とても中途半端なところで力尽きてしまったわけだが、逆にリアルなんじゃないかと思った。人間って死ぬ瞬間(意識が無くなる瞬間?)に何か言おうとして、言いたいことを全部言い切れるものなのかというのは知らないのだが、こんな風に中途半端なところで力尽きるってのも実際ありそうな話だ。

血液型の性格診断があてになるのは日本だけ??

ドラマの本エピソードではブーンの治療中、輸血のために皆の血液型を聞いて回るシーンがあるが、自分の血液型を知らない人が多くて手間取る。
この海外ドラマの話ではないが、以前知り合いから聞いた話では、日本人はたいてい自分の血液型を知っているが海外では知らない人が多いそうだ。

血液型

日本人は血液型で性格診断をする習慣があり、そしてそれは当たっている場合が多い。
それは日本人の血があまり外国人と混じっていないので、血液型で分類できるほど、ある意味シンプル?で性格が分かりやすいらしい。
外国人の場合はいろいろな土地の人の血が混じっていることが多く、その場合はあまり性格診断があてにならないらしい。本当だろうか??

耳がよくて俊敏な頼りになる男とは?

ブーンの治療と同時進行するクレアの出産。
これに関してはジンの優しさが際立っていて、このエピソードでジンが好きになった人も多いのではないだろうか。

例えば、ケイトがジャングルの中で動けなくなっているクレアを発見した時、自分はその場を離れることが出来ずに困って「HELP」と叫ぶ。
ビーチで筏作りをしていたジンがその声を聞きつけジャングルを走って助けに行く。
波の音やら筏を作る音がうるさいビーチであの声を聞きつけるとはさすがジンだ。さらにジャングルを走るスピードも俊敏で、的確にケイトたちのところにたどり着いた。
実はこの海外ドラマの登場人物の中でもトップクラスで頼りになるイチオシの男なのだ。

笑顔が優しくて皆を落ち着かせてくれる頼りになる男とは?

また、陣痛で苦しむクレアにジンが優しく何かを韓国語で話しかけると、クレアは英語で答える。
ジンが何を言っているかクレアは分かったと言うことなのだろうか?まるで普通に会話しているかのよう。
ジンの優しい声にクレアが少し冷静さを取り戻したように見えるシーンだった。

赤ちゃん

さらに、クレアの出産中に少し離れたところで心配そうに待機しているジンとチャーリー。いてもたってもいられないチャーリーをジンが優しい微笑みで落ち着かせる。こっちまで癒されるような笑顔。頼りになる上に本当に優しい男だ。
優しさにかけてはこの海外ドラマの中でもナンバーワンなんじゃないだろうか。

無事赤ちゃんが生まれた時、ジンとチャーリーは抱き合って喜ぶ。少し前のエピソードでは言葉の分からないジンが皆の中で孤立していたが、ようやくジンも仲間に入れたような感じがして見ているこっちまで嬉しくなる。
優しくて本当は強い男ジンの活躍にはこれからも期待したい。

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