ハンドメイズ・テイル 第9話「橋」あらすじ(ネタバレ)ジャニーンの悲劇そしてモイラの復活
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オブウォーレンの赤ちゃんが母親の手を離れ、パットナム夫妻へ引き渡される日。
そのセレモニーの最中、パットナム夫妻だけでなくあのリディアおばでさえもオブウォーレンに気を使い、その様子を見守っていた。
オブウォーレンは、パットナム司令官が以前からオブウォーレンに対して口にしていた軽はずみな、そして心にも無い愛の言葉を盲目的に信じていた。オブウォーレンがパットナム家を離れて新しい任地へ行ったとしてもすぐにパットナム司令官が迎えに来てくれるのだと。
そしてこのことが後に取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう。
新しい司令官の家に到着しオブダニエルと名前を変えた彼女は、そこがパットナム家から距離的に遠すぎるということに一抹の不安を覚えつつも、やはりパットナム司令官の愛の言葉だけを信じ新しい家に迎えられていくのだった。
無理なお願いはもっと慎重に検討してからお返事しよう!
オブフレッドは何らかの形でレジスタンスの手伝いをしたいという希望を持っていた。そのことを知り合いの侍女アルマに申し出ると早速無理難題を言いつけられてしまう。
それは今夜再びイゼベルの店へ行き、ある荷物を受け取って来るということ。
イゼベルの店へは行ったばかりだし自分の都合で行ける場所ではない。
それなのにオブフレッドはそれを引き受けてしまう。
意外と単純なウォーターフォードさん
いずれにしても今のオブフレッドにとってイゼベルの店に行くにはウォーターフォードに頼む以外に方法はない。
彼女は部屋の前で待ち伏せし、彼に気のあるそぶりを見せ、まんまとその夜皆が寝静まってから連れて行ってもらう約束を取り付ける。
最初は「いつかまた行こう」と言っていたウォーターフォードが突然今夜行くと言い出すあたりは唐突すぎて展開に無理があるのではないかと感じざるを得なかったが、ここで何日もチャンスを待ってようやく行ける日がやってきた!みたいな流れになるのもなんだか面倒くさいのでとりあえずこの無理矢理感は気にしないことにしておこう。
今夜行く約束をもらってウォーターフォードの部屋を出て行くオブフレッドが、ドアから出て行く時に振り返って彼に含みのある微笑みを送るのだが、この笑顔、可愛らしさが全く無くてなんだか恐い・・・
誰がどうみても怪しいオブフレッドの変化
前回と同じ厚化粧と似合わないドレスを来たオブフレッド。あれほどイヤイヤだった彼女が突然ノリノリでウォーターフォードとデートしてるんだから怪しまないわけがない。ましてやニックの本当の仕事は彼を監視する「目」なのである。
ということでやはりニックはこの様子に不自然さを感じている模様。イゼベルの店への車中彼はずっと何かを考えこんでいるようだ。
店に着き、エレベーターを降りるとオブフレッドがコートを脱いでウォーターフォードと廊下を進んで行く。
体型がスマートな司令官の隣りでセクシーなドレスを着たオブフレッドの後ろ姿はいつにも増して太いことだけが気になる。
このあまりの太さが気になるのか、はたまた彼女の目的を探っているのか、ニックはその後ろ姿をじーっと見つめているのだった。
ウォーターフォードも馬鹿じゃない・・・のか?
部屋での行為の後、オブフレッドはバーでお酒を飲みたいと言う。
しかしウォーターフォードは気づいていたのだ。オブフレッドの目的はモイラに会いに行くことだと。
・・・ん?いやいや違うっつーの。オブフレッドの目的は店の人から荷物を預かること。別にモイラに会いたいから着たわけではない。
彼は前回バーで彼女がモイラを見ていたことには気がついており、二人がただならぬ仲だというこは見抜いていたらしい。
そのため彼女の目的はモイラに会うことだと思い込んでいるようだ。
凄まじく時間に正確な男だ
ウォーターフォードが部屋のドアを開けるとモイラがそこに立っていた。
司令官がちょうどこの時間に呼び出したのだ。それにしても自分がフィニッシュする時間をここまで正確に予測してその時間ぴったりにモイラを呼び出すとは、この男・・・さすが司令官だけのことはある。
意外と人の良い司令官は「積もる話があるんだろ」なんて気の利いたセリフを残しシャワーへ。オブフレッドは自分がここに着た理由を話し協力を頼むのだが、モイラはそんな危険な話に巻き込まれるなんて冗談じゃないと猛烈な勢いで拒否する。
変わってしまったモイラに詰め寄るオブフレッド。この時の彼女の演技は実に見ものだ。前回も思ったのだがこの女優さんはモイラとのシーンの演技が実に良い味を出している。
何かに気づき始めたセリーナ・・・
結局荷物を受け取る目的は果たせず家に戻る二人。
そもそもこんな無理な役目を引き受けたオブフレッドが軽率だったのである。荷物なんて受け取れなくて当然だ。アルマは本当にオブフレドが受け取って来るとでも思っていたのだろうか?
深夜の暗い家の階段を足音を潜めて登るウォーターフォード。気がつくと階段の上のところにセリーナ・ジョイが立ってこっちを見ていた。
何を聞くわけでもなく「遅いのね」というそのなんとも言えない顔がまた恐い・・・
可哀想なジャニーンの運命
翌朝オブフレッドはセリーナに叩き起こされる。これは完全に昨夜のことがバレたのかと思いきやそうではなかった。その朝はまったく別のことで大事件が起きていたのだ。
ジャニーンことオブウォーレンことオブダニエルが新しい家から逃げ出し、パットナム家から赤ちゃんを連れ出して橋から一緒に身投げしようとしている。
現場ではパットナム夫妻が説得を試みていたが逆にジャニーンを興奮させるばかり。彼女はパットナム司令官がジャニーンに要求していた淫らな行為や数々の嘘のことを暴露しまくっていた。
ジャニーンが心を許していたオブフレッドは彼女を説得するように頼まれる。
こんな時代はすぐ終わってまた元どおりになる。そんな気休めを言いながら近づいていくオブフレッドにジャニーンは「一緒に来て」と言うがオブフレッドは自分には娘がいるから無理だと告げる。
子供が生きる機会を奪わないでというオブフレッド言葉に心動かされたジャニーンはついに赤ちゃんをオブフレッドに預け、一瞬にして自分だけが冷たい川へ飛んでしまうのだった。
復活したあの日のモイラ!
ジャニーンの一件にショックを受け沈んでいたオブフレッド。
肉屋さんに買い物に来ると店員から謎の小包を渡される。
驚いたオブフレッドが添えられていた手紙を見ると「お望みの小包よ」とモイラからの手紙。
やっぱりさすが!モイラは死んでなかった。オブフレッドが惚れるのも無理はない。
そしてモイラは「すぐに行く」という言葉と共にイゼベルの店を脱出。爽快顔のモイラがヒャッホー!!とでも言わんばかりに車を走らせるシーンで本話は終わる。
すぐに行くという言葉は何のことを指しているのだろう?
オブフレッドを迎えに行くのか?ハンナ(オブフレッドの娘)を探しに行くのか?
彼らに虐げられないで気をしっかり持って闘えというオブフレッドの言葉であの日のモイラが復活だ!
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