ゲーム・オブ・スローンズ1 第10話あらすじ

ゲーム・オブ・スローンズ1

※海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」シーズン1最終話である10話目のあらすじを詳しく書いてます。
ネタバレ記事です。ご注意ください。

ゲーム・オブ・スローンズ1-10「炎と血」はシーズン1の最終話である。
デナーリスがついに決意しドラゴンの母となる重要なエピソード。
10話目のあらすじをざっくり箇条書きにするとこちらの通り。

  • アリアは男のふりをして王都を抜け出しナイツ・ウォッチと共に北へ向かう。
  • ティリオンは王の手に就任しジョフリーの暴走を制御する役目を任される。
  • ナイツ・ウォッチは調査のため壁の北へ遠征に出発する。
  • ドロゴと子供を失ったデナーリスは自らが王座につくことを決意する。

以下に詳しいあらすじを書いていきます。

ベイラー聖堂のアリア

王の手が処刑されて騒然となっているベイラー聖堂の広場から、ヨーレン(ナイツ・ウォッチ)がアリアを抱きかかえて逃げる。
建物の影に来ると、彼は喚き散らすアリアの髪の毛を切り出した。
アリアはこれからしばらくは男の子のふりをして過ごさなければならない。
彼女は孤児のアリーと名乗ることとなった。

男の子となり北へ

ヨーレンこれから「壁」へ向かう犯罪者などの列にアリアを加え、ウィンターフェルまでアリアを送り届ける計画だ。
その中にはなぜかロバートの落とし子ジェンドリーもいた。
彼は武具屋の主人に見捨てられて行く場所がなくなったのだと言うが、本当にそれだけの理由なのだろうか?

王都の城のサンサ

サンサがジョフリーに呼ばれて付いて行くと、そこは父ネッドの首が晒されている場所だった。
わざわざこれを娘に見せるとは・・・さすが天下の変態王子。
そこにはネッドだけでなく、アリアの世話をしていたセプタなど、ウィンターフェルから来たネッドの部下たちの首も一緒に晒されていた。

さすが変態・・・

悲鳴をあげるサンサに、ちゃんと見ろと命令する変態王子。
今度お前の兄ロブ・スタークの首もここに加えてやると言う。
父の首を見せられて憎悪の塊となったサンサは、ジョフリーを建物からつき落とすことを考えて彼の背中に寄って行く。

あとちょっとだったのに!

それは本当に絶好の好機で、ちょっと押せば真っ逆さまに落ちて行くような位置に変態が立っていたのだ。
しかし、サンサの狙いを知ってか知らずか、ハウンドが後ろから彼女を止めてしまう。
ハウンドもジョフリーのことを良くは思っていないはずだが・・・
彼の制止さえなければこの時早くも変態の伝説は終わっていた。
結局サンサに一瞬命を狙われたことに気付かないままジョフリーは去って行った。

野営地のロブ

ロブとキャトリンのところにもネッドの死の知らせが届いた。
彼らは部下の前で涙を見せるようなことをせず、砦から出て森の中で人知れず泣く。
まだラニスターには娘をふたり人質にとられている。
ふたりを助け出してから、やつらを皆殺しにしようと親子は誓い合う。

北の王

北部の旗主たちはドラゴンには忠誠を誓ったが、その後バラシオンに忠誠を誓った覚えはない。
レンリー・バラシオンもスタニス・バラシオンも王として認めていない彼らは、北部は独立した国家となることを決める。
そしてロブ・スタークが北の王となるのだ。
最初の頃は若造だと旗主たちから舐められていたロブだったが、連戦連勝の今となっては正真正銘の大将として仲間から認められているようだ。

野営地のティリオン

タイウィンの軍に、ロブ・スタークにジェイミー(演:ニコライ・コスター=ワルドー)が捕らえられたことが知らされる。
ネッドを変態王子が勝手に殺していなければ、ここで人質を交換したり和睦したりする道もあったが、今となってはスターク軍が交渉に応じるはずがない。

異常な王をどうにかせねば

未熟で異常な王ジョフリーのせいで面倒な事態となっていることにタイウィンは苛立つ。
どうにかしてジョフリーの異常な暴走を制御しなくてはならない。
そこで彼は、息子のティリオンを王都に行かせて「王の手」にすることを思いついた。
愚か者だと思っていたティリオンが意外と切れ者だということに彼もようやく気がついてきたのである。

活躍できる場所へ

タイウィンはティリオンに「王の手」として働き、必要であれば異常な親子ジョフリーとサンサを支配するようにと指示する。
ティリオンはもともと戦争よりも政治のほうが得意な男。
こうして彼は活躍の場を与えられることとなったのである。

壁のジョン・スノウ

ジョン・スノウは父が殺されたことを知り、ロブの軍に加わろうと壁を出て逃げ出す。
しかしナイツ・ウォッチの誓いを破ると死罪となってしまう。
そのため、サムたち親しい仲間が追いかけてきて彼を説得し、結局彼は壁に戻ることにした。
しかしジョンはまだ迷っている。

人類のための戦

総帥はジョンが壁を逃げようとしたことをお見通しだった。
今、壁の向こうで何か大変なことが起きつつあり、野人は砦に集結し、東の物見城にも青い目の死体が4体出ている。
お前が行っても父親が蘇るわけでもないのに、ここでの戦よりも、ロブが南でやっている戦のほうが重要だと思っているのか?
そう問いかけられたジョン・スノウは壁に留まることを決めた。

北へ

総帥は自ら隊を率いて壁から北の状況を調べに行くことにする。
ただホワイトウォーカーが攻めて来るのを待つのではなく、先手を打つための命をかけた調査だ。
ジョンとゴーストも総帥や多くのナイツ・ウォッチと共に北へ旅立つこととなった。

ドスラクの海のデナーリス

デナーリス(演:エミリア・クラーク)が目を覚ますとそこにはジョラーだけがいて自分の赤ん坊の姿は無かった。
産気づいて倒れたデナーリスだったが、赤ん坊は生きることが出来なかったという。
魔女がやってきて、デナーリスの子は怪物のような異常な子供だったのだと話す。

大きすぎる代償

ドロゴを生かすための妖術を使うことにより、このような代償が必要となることをこの魔女は知っていたのだ。
そして確かにドロゴは死ななかったが、生きる屍のような状態となり、話もせず動きもせずただ息をしているだけの肉の塊となってしまった。
そしてそんな王を見限ってドスラク族たちはどこかへ去って行ってしまった。

命の価値

デナーリスは魔女を責めるが、ドロゴはもう元には戻らない。
あなたを救ったのに、なぜこんな仕打ちをするのかと聞くと、魔女はデナーリスに助けられる前にすでに3人のドスラクに犯され、家を焼かれ、知り合いを殺されたのだと。
すべてを失った時、命にどれほどの価値があるのだ?
全てを失って命だけが残っている王を見てデナーリスは何も言うことが出来なかった。

デナーリスの生きる道

デナーリスはドロゴの世話をし、蘇ってくれるように呼びかけるが何の反応も示さない。
しかし彼女はこのまま夫の世話をして生きることは出来ない。
これから故郷へ帰って王座を取り戻すのだから。
彼女は泣きながらドロゴの顔にクッションを押し付け、息が出来ないようにして彼の息の根を止めた。

嵐の申し子

夜になり、ドロゴを埋葬する儀式。
わずかに残ったドスラク人たちの前でデナーリスは宣言する。
お前たちを私の部族にする。
奴隷は解放し、留まるのであれば家族として扱う。
私は嵐の申し子、ドラゴンの娘。お前たちを傷つけるものは叫び、死ぬ。

ドラゴンの子

ドロゴの遺体のそばにドラゴンの卵を3つ置いた。
遺体を焼くための台に火を放ち、柱に魔女を縛り付けて殺す。
そして、皆が見守る中、デナーリス自身も大きく燃え盛る炎の中に入って行き姿が見えなくなった。

ドラゴンの母

ドラゴンの母デナーリス

Game of Thrones (c) 2013 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) Rand related service marks are the property of Home Box Office, Inc. Distributed by Warner Home Video Inc.

夜が明け空が白み始めた頃、火が燃え尽きた。
モーモントたちがその灰の中へ行ってみると、そこには無傷のデナーリスがうずくまっていた。
そして、彼女の腕の中には3匹のドラゴンの子供が・・・
デナーリスこそがドラゴンの子だったのだ。だから彼女は火で死ぬことはない。
そして彼女はこの時、この3匹のドラゴンの母となったのである。

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