FARGOシーズン1 第5話「愚か者の群れ」あらすじと感想(ネタバレ)

FARGOシーズン1

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なぜか最初からレスターの家にあった散弾銃。これがたまたまあったせいでこの事件がさらに大きくて悲惨なものとなったのは間違いない。
この散弾銃、レスターが街の商店で特売品の格安靴下のオマケでもらった(?)ものだった。
その日散弾銃を自宅に持ち帰るとパールが「自分を撃たないでよ」と言った。
自分で撃ったわけではないが、彼はこの散弾銃の流れ弾に当たった怪我で今とても苦しんでいるのだった。

サム・ヘス殺しの犯人を突き止めた殺し屋たち

せっかく殺し屋たちから逃げたレスターだったが、巡り巡って再び留置所で彼らと出会ってしまった。
絶好の尋問部屋で三人だけになり、彼らから拷問されたレスターはあっさりサム・ヘス殺しの真犯人はローン・マルヴォだということを白状する。
ようやく真相を掴んだ殺し屋たちはその後すぐに別の場所へ移され、レスターは殺し屋の尋問から解放された。

モリーはこれまでに起きた一連の事件について、自分が突き止めたことをビルに説明。
ようやくビルもレスターが関わっていることを認識してくれた。
そこで二人はレスターに事情を聞くために留置所を訪れる。
しかしその時、レスターは散弾銃の流れ弾があたった怪我が悪化して昏睡状態となって意識を失っていた。

レスターが重要参考人だと確認したモリー

話を聞きたくても聞ける状態ではなく、レスターは救急車で病院に搬送される。
救急車に同行したモリーは、レスターがうなされて言っている寝言が、実は事件に関することだと気がつく。
そこでモリーは朦朧としている彼に、ローン・マルヴォに金を払ってサム・ヘス殺しを依頼したのかを質問。
レスターは「金は払っていない」とだけ答える。病院に到着したため話は途中で終わってしまったが、これでモリーは、金は払っていないとしても、レスターがマルヴォに殺しを依頼したのだということを確信したのだった。

病院でレスターは手の怪我の治療を受ける。
そしてこの怪我が散弾銃の弾があたったものだということを医者から聞いたモリーはさらに確信を深めた。
そこでモリーは勝手にレスターの家を捜索することを決意し、留守になっている彼の家に侵入する。

モリーの勘は間違ってはいなかったが・・・

洗濯機のイメージ

彼女は家に入るとすぐに壊れた洗濯機が置いてある地下室へ向かった。
レスターが寝言で「タオルを洗う音」だとか言っていたことを何かのヒントだと考えたのだ。
さらにパールが殺されていたのもこの地下室だ。

モリーは洗濯機の裏側を開けて中を調べる。
事件直後、まさにそこに凶器のハンマーが隠してあったのだ。
だがこの時は既にレスターがハンマーを別の場所に移した後。せっかくのモリーの勘も虚しく、彼女は決定的な証拠を発見することは出来なかった。

幸運に守られた男

スタヴロスを脅して金をだまし取る作戦にほぼ成功しつつあるマルヴォは、ガスがいまだにスタヴロスの家の近くを嗅ぎ回っているのを運転中に目撃する。
あの日マルヴォを見逃したことへの後悔から、逆にこの事件のことを放っておけなくなっているガスだが、マルヴォはさすがにそろそろ放っておけないと判断したようだ。

マルヴォはガスのパトカーを尾行して彼の自宅を突き止める。
そしてガスを脅迫するか殺すかを考えていたのかもしれないが、車をガスの自宅前に停車して様子を伺っているところに近隣の住民がやってくる。
やたら正義感があって勇気があるこの住民は、マルヴォに対して邪悪な目をしている男に用はないから去れと告げる。

最初はとぼけていたマルヴォだが、いくらとぼけても通用しないと分かると今度はこの住民を脅してその場を去る。
マルヴォらしくもない計画性に欠けた行動。
しかしそもそも以前からガスは偶然マルヴォと出会ったり、今回のように偶然マルヴォの魔の手から守られたり、なぜかマルヴォの思い通りにはならない幸運のようなものを持っているらしい。
もしかするとマルヴォのような邪悪の塊とやりあえるのは、ガスのようなラッキーに守られた人間だけなのかもしれない。

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