HOMELANDシーズン4 第1話「誤算」あらすじレビュー(ネタバレ)
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この記事は海外ドラマ「HOMELAND」のシーズン4エピソード1のあらすじと、実際に見た感想を詳しく解説している記事です。
※ネタバレですので意図せず読まないようにご注意ください。
シーズン4は、キャリー・マティソン(クレア・デインズ)がCIAの中東地域の支局長として新たな任務に就くところから始まります。キャリーはアフガニスタンのカブールに派遣され、この地域のテロ対策を監視し、指揮を執っています。
前シーズンでの出来事により、精神的に不安定ながらも、仕事に対する情熱は衰えていません。彼女の立場は非常に厳しく、私生活では出産後の母親としての葛藤も抱えています。
ハッカニを標的としたドローン攻撃
第一話「誤算」では、キャリーがアフガニスタンの山岳地帯で行われるドローン攻撃を指揮する場面から始まります。
ターゲットは、CIAが長らく追い続けている高位のテロリスト、ハッカニです。
キャリーは、パキスタンのイスラマバードにいるサンディの情報提供者からの情報に基づいてドローン攻撃を実行しますが、予期せぬ事態が発生します。
攻撃が成功し、ハッカニの拠点が破壊されるものの、その後の情報で攻撃対象の結婚式に参加していた無実の民間人も多く犠牲になったことが判明します。
この誤爆により、地元住民や国際社会から強い非難が巻き起こります。
空爆された結婚式の映像拡散とサンディの死
攻撃後、結婚式に出席していた大学生が偶然撮影していた動画がインターネットで拡散されます。この動画には、無実の民間人が犠牲になった瞬間が映し出されており、国際的な非難の声が一層高まります。
この映像が広まったことで、キャリーたちはますます厳しい立場に追い込まれます。
イスラマバードでこの誤爆に関する激しいデモが巻き起こる中、サンディに関することが顔写真付きでパキスタンのテレビで暴露されます。
彼がパキスタンの市民から追われているところに、間一髪でキャリーとクインが車で救出に来て、助かったと思われましたが、暴徒の数が非常に多くて車が取り囲まれて破壊され、結局サンディだけが車から引き摺り下ろされてリンチを受ける形で命を落とします。
感想
このエピソードを通して感じられることは、キャリーの人間味がかなり失われているように思いました。
誤爆で民間人が犠牲になってもそこまで落ち込む様子もなく、何かと理由をつけて正当化したり、以前のキャリーに比べると冷徹なロボットであるかのようです。
ブロディとの子供を姉に預けているキャリーですが、ロボットのようなキャリーはそこまで娘に対する気持ちがないようにも思われました。
また、サンディが殺されるシーンは特に衝撃的で、そこまでの治安の悪さやアメリカに対する不信感を強烈に物語っています。
サンディが殺される現場から仕方なく離脱したクインとキャリーでしたが、この直後にクインが冷静になれずにいる時にもキャリーは心を痛めている様子もなく自分の保身ばかり考えており、クインがキャリーにイカれてると言ったのがよく分かるシーンでした。
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