映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」あらすじと感想(ややネタバレ)

映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」

(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は大人気映画「ハリー・ポッター」シリーズに続く物語として、ハリーポッターシリーズの約70年前の世界を舞台に描かれている映画。
ハリーポッターと同じように、世界では魔法使いと魔法使いではない人間が共存しており、少数派の魔法使いは肩身の狭い暮らしをしている。

ハリーポッターと同じようにシリアスな部分もありつつ全体的には子供でも見れる楽しい雰囲気の作品。凝った構成で1作では終わらず次回作に続いていくストーリー。
ハリーポッターが好きな人なら楽しめる映画だと言えるだろう。

映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」あらすじ

主人公はニュート・スキャマンダー(演:エディ・レッドメイン)という青年。彼はイギリスの魔法使いでホグワーツの卒業生。世界を旅して魔法生物を保護している。
彼は保護したサンダーバードという大きな鳥のような魔法生物をアメリカのアリゾナを目指しており、その道中でニューヨークを訪れた。

四次元ポケットみたいな旅行鞄

彼は旅行鞄(トランク)にたくさんの魔法生物を隠して入れている。
このトランクはドラえもんの四次元ポケットみたいな感じで、中に広い世界が広がっていて魔法生物たちが自由に暮らしている。
もちろん人間も入ることができて小さな道具小屋も建てられている。

ニュートとジェイコブ

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仲間たちと偶然の出会い

ある時ニュートが保護していた生物のニフラーがトランクから逃げ出し、銀行の中に逃げ込む。
そしてそのニフラーを捕まえる過程で彼はアメリカ魔法省で働くティナや、ノーマジ(魔法使いではない人間)のジェイコブと出会う。
ニュートのトランクを間違えてジェイコブが持ち帰ってしまったことにより、トランクの中の魔法生物が街中に逃げ出して大ごととなり、それを捕まえる過程でニュートはティナ(演:キャサリン・ウォーターストン)、ジェイコブ、ティナの妹のアリソンと親交を深める。

オブスキュラスとは?

オブスキュラスについて、本作を見ただけで詳しく解説するのは難しい気がするが、おそらく魔法使いの子供に取り憑いてしまう負のパワー?(怪物みたいな)のようなものだと思われる。
全ての魔法使いの子供に取り憑くわけではなく、非常に稀な存在で、虐待された子供などがオブスキュラスを宿し、それを制御することができず暴走しだすととんでもないことになる・・・みたいな。

オブスキュラスがNYで大事件を起こす!

魔法省の偉い人パーシバル・グレイブスは、ニューヨークで起きた殺人事件はオブスキュラスによるものだと考えていて、その出どころとして目をつけていたメアリー・ルーという反魔法使い活動家のところにいる子供のことを探っていた。

メアリーのところにはクリーデンス(演:エズラ・ミラー)という少年がおり、彼のことをスパイとして協力させていたパーシバル。
しかし実際にはこのクリーデンスがオブスキュリアルだったわけだが、ある時パーシバルがそれに気付かず彼のことを裏切って突き放したために、絶望した彼のオブスキュラスが暴走し、ニューヨークの街を破壊し始める・・・

さて、ニュートやティナたちはクリーデンスを救い、事件を解決することが出来るのか・・・!?

ファンタビ1の見どころ:ジェイコブが面白い!

ジェイコブ

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ノーマジのジェイコブは見た目はちょっと可愛い太ったおっさん。
このおっさん、何故だろうか???とにかく好感度が高い。
彼はパン屋をはじめたくて銀行に融資の相談に来ていた時にニュートと知り合い、ドタバタしているうちにいつのまにかニュートやティナの仲間になり、そんなに役に立つ能力があるわけではないのだが一緒に魔法生物を探すのを手伝ったりする。

ちょっととぼけていて、面倒に巻き込まれても不平不満を言うことが一切なくて、狙ってるギャグなのか天然なのか分からないユーモアのセンスがあって、とにかく良い味を出しているキャラクターなのだ。
ある時ニュートが彼に言う。「君って誰にでも好かれるでしょ?」
確かに・・・こいつは誰からも好かれるだろう。
これもまさにひとつの才能である。

ウォーイングデッド9にも出演中!

ちなみにジェイコブを演じているダン・フォグラーはウォーキングデッド シーズン9で新キャラとして出て来た音楽家のルークだ。
ルークはこんな荒廃した(ウォーキングデッドみたいな)世界だからこそ音楽が必要だと言って、大きな楽器をわざわざ抱えてサバイバル生活しているおっさん。こいつもまたミショーンとかマグナみたいなキツめの奴らに囲まれても何となく和む雰囲気を持っているキャラなのだ。
ダン・フォグラーという人はこういう「良い人」キャラをやるのがやたら得意な俳優らしい。

ファンタビ1の見どころ:可愛い魔法生物がたくさん!

ニフラー

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ニュートが保護してトランクに入れて持ち歩いている魔法生物。
これが非常にバラエティに富んでいる。
特に可愛いのがモグラによく似たニフラー。こいつはキラキラしたものがとにかく大好きで、硬貨を大量に集めてジャラジャラ持ち歩く習性がある。
ちなみに二作目の「黒い魔法使いの誕生」にはベビーニフラーという子供バージョンも登場するらしい。笑

他に個人的に好きなのはデミガイズ
こいつは白い毛長の猿みたいな小さめの生物で、大きな目はメガネザルのよう。
大人しい性格で透明になって隠れてしまう能力を持っている。
トランクから出てしまったデッカい蛇みたいなオカミーという生物のお世話をこの小さなデミガイズがしていてくれたというシーンがあった。
大人しくて臆病なのに、自分より大きいオカミーの世話とかやってくれる良い子な感じがGOOD。

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