FARGOシーズン1 第10話「モートンの熊手」あらすじレビュー(ネタバレ)
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妻のリンダが殺されるところを外から見ていたレスターは、その後すぐに自分のアリバイ工作を始めた。
近くにあったモリーの父のダイナーに行き、妻が後から来ると言って食事を二人分注文する。
そしてトイレに行くふりをして裏口から店を出て、外の公衆電話で警察に発砲音を聞いたと通報。
素知らぬ顔をして店に戻り、妻を待っているふりをした。
モリーが一番信用している人間であるモリーの父を利用することで強固なアリバイを作り上げたわけだ。
しぶとくとぼけ続けるレスター
リンダの殺人現場にやってきたモリーは、すぐにリンダがレスターのコートを着ていることに気がつく。
「レスターと間違って殺されたのかもしれない」
嘆いて取り乱しているふりをしながらやってきたレスターに、ラスベガスの事件と関係あるのではないかと問い詰める。
旅行チケットの回収に失敗
レスターが気になっていたリンダのポケットに入ってた旅行のチケット。
それを死体に近づき回収しようとしているところをモリーに制止され実行できずじまいとなった。
その後も警察署で事情聴取を受けるレスター。
しかしあくまでとぼけてマルヴォについて知らないふりをする。
レスターをおとりにマルヴォをおびき寄せる
モリーは、マルヴォがまだ近くにいてレスターを狙っていると考えていた。
そこで、一度レスターを自宅に帰し、それをおとりにマルヴォをおびき寄せて逮捕する作戦を考える。
レスターに「帰っていい」と告げたモリー。
どうしてそんなに疑うのか分からないなどとヌケヌケと言っている彼にモリーは「さよなら」
やけに意味ありげで悲しげな表情のモリー。
彼女はこの後の作戦でレスターがもしかすると死ぬかもしれないと考えていたのだろう。
レスターはFBIのふたりに車で自宅へ送ってもらう。
このふたりには相手が強すぎた
FBIのふたりは自宅の前に車をとめて張り込みを開始した。
しばらくすると、レスターの家に近づいて来る明らかに怪しい車。
FBIのふたりは銃を構えながらその車に近づくが、その不自然な車に乗っていたのは、マルヴォに脅されたおとりだった。
そこで森の中から徒歩で近づいて着たマルヴォ。
車の中ばかりに気を取られて、周りが全く見えていないFBIのふたりは不意打ちを食らって命を落とす。
せっかく事件の犯人にここまで迫ったのにも関わらず、こんなにあっさりと殺されてしまうとは・・・
レスターの作戦はマルヴォすら撃退
レスターが窓から外を見ると雪の上に血痕があった。
何か起きたことに気が付いた彼は二階のバスルームへ逃げ込む。
マルヴォは家の中へ侵入し、レスターが警察へ電話している声がする方向へ。
床にはレスターが散らかした衣類が散乱していたが、マルヴォはレスターが隠れているであろうバスルームの扉に気を取られていた。
床に衣類が散乱していたわけ
彼が扉のほうへ歩き出した時、散乱した衣類に隠してしかけてあった獣用の罠で足を挟まれる。
レスターは電話しているふりをしてわざと自分の居場所を知らせて彼を罠にかけたのだ。
この土壇場でここまでやるとは・・・FBIのふたりよりもよほど機転がきく男だ。
マルヴォを倒せるのは幸運に守られた男
獣用の罠で足にかなりの重症を負ったマルヴォはたまらず逃げ、車を運転して自分の隠れ家へ戻る。
自分で治療をするが、足の肉は引きちぎれ骨が折れて飛び出している状態だった。
この状態で車を運転するとは・・・それはそれで相当すごい。
マルヴォが隠れ家の窓から外に目をやると、そこには野生の狼がこちらを見ていた。
なぜ人間は緑の中で最も目が利くのか?
ソファに座り動けないマルヴォ。
銃を構えて後ろから現れたのはガスだった。
彼は答えが分かったと言う。「なぜ人間は緑の中で最も目が利くのか?」
それは以前マルヴォから言われた謎の言葉だった。
「それで?」
マルヴォが聞き返した時、ガスが放ったのはその答えではなく銃声だった。
やはりこの男を倒せるのは、幸運に守られた男・ガスだけだったのである。
何かが欠けた男の最後
マルヴォの隠れ家で見つかったカセットテープ。
そこにはレスターがパールを殺した後にマルヴォに電話をかけてきた一部始終が録音されていた。
ついにモリーはレスターを逮捕する決定的な証拠をつかんだのだ。
数日後、雪が積もった森の中を雪上バイクで警察から逃げ回っていたレスター。
追跡をうけて転倒するが、そのまま彼は湖のほうへ走り出した。
しかし湖の氷は薄く、走る彼の足元には巨大な氷の亀裂が・・・・・・・・・・
やがて氷は割れ、凍った湖に転落。
しぶとく嘘をつき続けた男はこうして最後を迎えたのだった。
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