LOSTシーズン1 第9話「孤独の人」(ネタバレ)ようやく出てくる「他のものたち」

名作海外ドラマLOST第9話はサイードがメインの話。凶暴すぎて皆のところを離れたサイードが浜辺でひとり佇んでいるシーンから始まる。
ちなみに本話はタイトルが「孤独の人」だがこれはサイードのことを指しているわけではなく、本話で新たに登場するルソーのことだと思われる。

ジャングルにひとり暮らす女性を発見するサイード

浜辺で海中からジャングルへつながっているワイヤーを発見したサイードは、ワイヤーをつたってジャングルの中へ入っていくが、あっさり罠にかかり捕まってしまう。
あのサイードを捕まえるとは、実に見事な罠である。

ジャングル

気を失っていたサイードは中年の女性(ルソー)がひとり暮らす小屋でベッドに縛り付けられた状態で目を覚ます。
ルソーは「アレックスはどこだ」と言ってサイードを問い詰めるが、サイードは訳が分からず拷問を受けることになる。

16年間発信し続けられていた無線の声はルソー

サイードを拷問するルソーだが、話しているうちにサイードが自分が思っていた敵ではないということに気がつく。
「他のものたち」「黒い岩」など意味不明な言葉を放つルソーは、ジャングルの中で他のものたちの声を聞いたなどという。
サイードは16年間孤独だったルソーの正気を疑い話を信じることができない。

そしてルソーはかつて島で仲間が次々と病んでいったため、止むを得ず殺したことを告白する。
サイードは孤独なルソーを皆のところに連れて行こうとするがルソーに拒否される。
そしてサイードはひとりでルソーのもとを離れる。

兵士時代のサイードはなんと拷問担当・・・

回想シーンはサイードが兵士だったころのことが描かれる。
サイードは上官の命令に従って敵や反逆者を拷問する役目を果たしていたが、あるとき昔知り合いだった女性(ナディア)を拷問することになる。

ナディアは爆破事件の犯人とつながりがあるという疑いをかけられていたが、話しているうちにサイードとナディアはお互いに惹かれていく・・・本話の後半ではお互いのことを好きになっているようなのだが、恋仲になっていく過程は本話でほとんど描かれていないので、まるで拷問しているうちにお互いを好きになったかのようだ。
そんなことがあり得るのだろうか。LOSTというドラマは大好きだが、この部分はかなり無理のあるストーリーだと言わざるを得ない・・・。

ナディアを逃すために上官を殺してしまうサイード

サイードが島でも大事に持っている写真の女性がナディアだが、一体いつのまにそこまで好きなったのだろう。男と女は不思議なものである。

やがてナディアは処刑されることになってしまうが、サイードはナディアを逃すために上官を殺してしまう。結局サイードは銃を奪われ上官と自分が撃たれたことにしてナディアを逃す。
ナディアがその後どうなったのかは本話では明らかにはならない。

サイード以外のみんなはゴルフして息抜き

本話ではサイードの深刻なシーンばかりが続くが、他の仲間たちはハーリーが作ったゴルフコースで楽しくゴルフして遊ぶ。

ゴルフ

なんと一匹狼のソーヤーまでもがゴルフ場に現れ自分も仲間に入れてもらおうとする。
前回はあそこまで深刻な感じでお互いにいがみあっていたのに、今回はこんなにあっさり仲間に入ろうとするとは・・・衝撃的なシーンと言っても過言ではないだろう。
ここまであっさり過去の遺恨を捨てることができたら人間関係うまくいくのかもしれませんね!

今後につながる伏線。見たことない男

さて、本話では、焚き火にあたっているハーリーに、ロックともうひとりの男性がジャングルで見つけたカバンを持ってきて調べてくれと頼むシーンがある。
ロックと一緒にいる男性、こんな人これまで出てきたっけ???

本話のラストはルソーのところを離れたサイードがジャングルの中で得体の知れない人間の声のようなものを聞き怯えるシーン終わる。
これこそがルソーが言っていた「他のものたち」の声なのである。

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