LOSTシーズン1 第13話「絆」あらすじ(ネタバレ)島とロックの助けによりシャノンから解放されるブーン

ブーンはサイードとシャノンの仲が親密になりつつあることに警戒していた。
しかしサイードは紳士的で強くて頭脳も優秀な人物なのに、兄としてぜひ妹を任せたいと思わないのだろうか?その答えは本話の最後までには明らかになる。

ブーンは彼特有の無鉄砲さでサイードに食ってかかり、妹に近づくなと警告する。
だが彼がサイードに勝てる要素は何もない・・・この島では。
実はブーンは大金持ちの息子で、島に来る前は絵に描いたような派手な暮らしをしていた。つまり島に来る以前は金の力というものを持っていた。

シャノンのためならどこにでも駆けつける

飛行機

ある時ブーンのところにシャノンから電話がかかってきた。
彼女は今シドニーにいて何かのトラブルに巻き込まれているらしい。ブーンはすぐさま飛行機で15時間かけて妹のところに駆けつける。

家を尋ねると彼女は知らないおっさんと一緒に暮らしていて、さりげなく額の傷を見せながら兄に助けを求める。だが口では何事も無かったかのように用事があるからと言うシャノン。ブーンは事情を察してとりあえずその場を去る。

ろくでなしの妹に金を巻き上げられるお人好し

ブーンはシャノンが一緒に暮らしている男から暴力を振るわれていることを確信し、警察に来ていた。
しかし警察は証拠が足りず訴えも無いからと言って全く取り合ってくれない。
警察はシャノンがブーンの義妹で血縁者ではないことを気にしており、それもブーンが彼氏を遠ざけたがる理由のひとつなのではないかと疑っているようだった。

ブーンは警察に動いてもらうことを諦め、シャノンの彼氏のところに直接赴く。
そして手切れ金を払い、男に二度と妹と会わないことを約束させる。
だがこれは男とシャノンがブーンから金を巻き上げるために仕組んだ嘘だった。
シャノンは、ブーンの母親がシャノンの父親の死後に遺産を独り占めしたと言い、ブーンの金は自分のものだと主張していたのだ。

怒るブーンがシャノンを罵ると彼氏がブーンをボコボコに・・・
個人的にブーンのことは最初から好きではなかったのだが、もうさすがにこの男が可哀想になってくる・・・。
このおっさん面の彼氏は殴り方がやたら強そうでパンチが強力っぽい。

どうしようもない者同士だから分かり合い芽生えた絆

殴られたブーンはやり返すわけでもなくその場を去るが、その夜シャノンがブーンのところに現れ、彼氏が金を持って逃げたと言う。
血は繋がってないはずだが、兄妹なだけにとっても似ているおバカのカップルだ。

ホテルの部屋

彼女はブーンが以前から自分のことを好きだということに気が付いていたと言い、ブーンを誘惑して男女の関係になる。
なぜこのタイミングでわざわざ義兄のブーンを誘惑しなければならないのか意味が分からないのだが、その行為のあとでシャノンはやっぱり兄妹に戻ろうとかとまたふざけたことを言い出してお人好しブーンを傷つけるのだった。

何から何までどうしようもないこの二人なのだが、本話のタイトルが「絆」はきっとこの二人の絆のことなのだろう。
お互いにどうしようもない人間だということを認識しているからこそ深いところで理解しあっている二人の絆ということなのかな??

ハッチを開ける方法が見つからない

ブーンとロックはハッチを開ける方法を模索していたが今のところ何も方法を見つけられていなかった。
ロックと何をしているのか妹から疑われ始めていたブーンは、とりあえず妹にはハッチのことを話したいとロックに言う。

サイードとシャノンのことを異常に警戒していたブーン。ここでもシャノンに対して秘密を抱えることが出来ない様子。
そんな彼をロックは突然殴って気を失わせる。
また殴られて・・・本当に可哀想な人だ・・・。

変な薬を塗られてジャングルに一人ぼっちは嫌だ・・・

ジャングル

ブーンが目を覚ますとロープで縛られ身動きがとれなくなっていた。
「君は解放されなければならない。あとで必ず感謝する」
ロックは意味不明なことを言いながらブーンの頭の傷口に得体の知れない手作りの薬を塗り、身動きがとれないブーンをジャングルの中においてきぼりにしてしまう。

困り果てていたブーンはいつの間にか眠ってしまう。
夜になったわけでもないのに普通こんな状況で寝るか?という感じだが、後になって思えばこれはロックに塗られた薬の影響だったものと考えられる。

島で生き抜くのに必要な体験とは

ブーンが目を覚ますと近くでシャノンの叫び声。縛られているから助けてほしいという。
彼は妹のためになると力を発揮するらしい。ロックが残して行ったナイフを取り自分の縄を切ることに成功。
謎の怪物が迫っていたが間一髪のところで彼女の縄を解き助ける。
しかし、怪物から逃げる途中に後ろを走っていたシャノンだけが襲われ殺されてしまう。

妹が殺されて怒り狂ったブーンは事の発端を作ったロックに襲いかかるが、ロックに抑えられ諭される。シャノンは本当に死んだのかと。
顔を上げるとすぐそこにシャノンが生きていた。
ブーンはロックに塗られた薬によって幻覚を見ていたのだ。

「島で生き抜くのに必要な体験だ」
ロックは、妹が死んだと思った時どう思ったかブーンに尋ねる。
「解放されて楽になったと感じた」
これはまさにブーンを置き去りにした時のロックの言葉。
長い間シャノンへの想いに囚われて生きて来たブーンは、この島でロックの手助けによってシャノンという存在から解放されたのだ。
「それでいい」
ロックはブーンを従えて夜のジャングルへ消えて行くのだった。

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