フィアー・ザ・ウォーキング・デッド4 第10話「目を閉じて」あらすじ(ネタバレ)

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド4

出典:海外ドラマNAVI

工場で助けを求めていた人を救うことが出来なかったアリシアとモーガン。
その帰り道、風雨が強まってきたからどこかでやり過ごそうと言うモーガンに、自分は大丈夫だからと突き放してアリシアはひとりで行動した。

民家へ避難

その後暴風雨がさらに激しくなってきたため、彼女は道端で見つけた民家に避難する。
民家にはその家の住民だったと思われる家族がゾンビ化してうろついていた。
アリシアはそれらのゾンビにとどめを刺し、家の外に並べる。
そして家の中に飾ってあった家族の写真を外してそれも家の外に出した。
その家族の幸せなまなざしに囲まれて過ごすのが辛かったのかもしれない。
それとも、ゾンビ化した彼らと写真の中の彼らのギャップに耐えられなかったのか。

誰かが家の中にいる

家の中のゾンビをひと通り片づけた彼女だったが、まだ何者かの気配を感じる。
二階の部屋なども見て回るが誰もいない。
それでも誰かが隠れているのを感じた彼女は「出てこなければ殺す」と隠れているであろう人物に対して大声で叫ぶ。

それにしても、この細い女性がここまで強気なのは一体どういう根拠があるのだろう。
普通に考えれば、隠れているのがおっさんだったりしたら力で負ける可能性は高いわけだし、恐れるのはアリシアのほうなんじゃないかと思う。
どうもこのドラマはアリシアの見た目を棚に上げて、彼女を強いキャラとして扱おうとするところにビジュアル面の無理が生じている。

一番出会いたくない人

彼女が叫んでも誰も姿を現さず、彼女は「それじゃあ殺すからな!」とでも言わんばかりに再び家の中を見て回っていると、閉じられた物置のような扉から突然子供が飛び出してきた。
そしてよく見るとそれはなんとチャーリーだった。

運命のいたずら

アリシアは一番会いたくない人物であるチャーリーとこうして出会ってしまったことにうろたえ「何でここにいるの!」とすごい剣幕でまくしたてる。
一方、チャーリーはアリシアにおびえて黙り込む。

チャーリーにこの家から出ていけと言ったアリシアだったが、黙ったまま動かないので、一緒に過ごしたくないアリシアはやむを得ず自分が家から出ていく。
荷物をまとめ、置いてあった車に乗り込もうとしたとき、強風で開いたドアにぶつかってふっとばされた彼女は気絶してしまった。

仇に助けられてしまったアリシア

アリシアが目を覚ました時、彼女は家の中に寝かされていた。
チャーリーが彼女を運んで助けてくれたのだ。
しかしそれに気づいてますます逆上するアリシア。
仇であるチャーリーに助けられたことが我慢が出来ない様子。

野球場が崩壊するきっかけを作り、さらに自分の兄を殺したこの子供。
いくら子供だからと言っても、さすがにどんな人格者でも我慢できないのが普通だろう。

共同作業

アリシアはチャーリーに恨みつらみの言葉をぶつけるが、結局この子供はだまったまんま。
殺すこともできない彼女はどうしようもなく、暴風雨で壊れそうな雨戸の修繕などを行っていた。
しかしあまりにも風が強くてなかなか作業が進まず、仕方ないのでチャーリーを呼んできて手伝わせることにする。

イライラする彼女が手にした凶器

外での作業でびしょぬれになった服を乾かすため、チャーリーに上着を脱げと言う。
しかしなぜか言うことを聞かず、イラついたアリシアは「早くしろ!」と怒鳴る。
この時のアリシアがとっても恐い・・・笑
無理矢理脱がせた上着を受け取ると、そのポケットには拳銃が入っていた。

だから出ていけと言ったのに・・・

それを一体何のために使おうとしていたのか。
アリシアから身を守るためなのか、それとも自分で死ぬためだったのか。
拳銃を手にしたアリシアは思わずチャーリーに突きつける。
「だからさっさと家から出ていけといったのに・・・」
そう言いながら今にも引き金を引きそうになるが、結局彼女は撃つことが出来なかった。

チャーリーが抱えていた心の傷

二階の部屋にいったチャーリーは、ベランダに近いところにある木の枝に刺さり身動きできなくなっているゾンビを発見。
彼女は罪の意識からか自分で死のうと考えていたようだ。
窓をあけてベランダに出ていき、自分からゾンビに噛まれようと近づいていく。

アリシアの中の良心

窓が開けられて家の中に吹き込んだ強風のせいで、アリシアは二階の窓が開けられたことに気が付く。
様子を見にいくとチャーリーがゾンビに噛まれる寸前。すんでのところで彼女を助ける。
殺したいけど殺せず、自分で死ぬのだったらそのまま死なせればいいのに、その瞬間を目にしてしまったら結局止めざるを得ないという、アリシアの中にある良心がそうさせてしまうのだった。

ふたりの夜

夜になり、家に残されていた缶詰などを見つけて食事をとる。
アリシアとチャーリーはふたりで食卓を囲み、少し会話をしてふたりの間の雰囲気は若干改善されたように見える。

行きたかった海

チャーリーがこの世界になる前に親と一緒に行く予定だった海の話をする。
アリシアが住んでいたカリフォルニアは海に近かったのかと聞いてくる。
まだ海に行ったことのないチャーリーは海にいくことをとても楽しみにしていたようだ。
しかしその旅行が実行される前に世界は変わってしまった。

思いやり

夜、アリシアが目を覚ますとチャーリーがいなくなっていた。
家の中を探すと、彼女は別の部屋でこの家の家族の写真を乾かしていた。
誰かこの家の人たちを愛する人のためだというが、アリシアはそんなことやっても無駄だと冷たく言い放つ。

絶体絶命の地下室

そんな会話をしていると、さらに強まった風で窓ガラスが割れた。
危険を感じたふたりは地下室に逃げ込む。
しかし地下室は大量の雨水が流れ込んで浸水していた。
すぐ戻ろうとしたふたりだったが、入り口が崩れて戻ることが出来なくなる。

ゾンビにだけはなりたくない

どんどん雨水が流れ込んでくる地下室でふたりは溺れそうになっていた。
チャーリーは「ゾンビにはなりたくない。だから自分を銃で殺してほしい」と泣きながら頼む。
しかしやはりここでもアリシアはこの子供を殺すことが出来ない。

住人が助けてくれた

そうこうしていると、入り口とは別の場所に何かが落ちてきて床(地下室の天井)が崩れた。
その穴からふたりは地下室を脱出し、九死に一生を得たのだった。
見てみると落ちてきたのはベランダにひっかかっていたゾンビだった。
ふたりはこの家の住人が自分たちを助けてくれたのだと言った。

アリシアの中の母

翌朝天候が回復すると、アリシアは外に出していた家の住人のゾンビを埋葬した。
「何のためにやったの?」
「彼らを愛する人がここにやってきたときのため」

チャーリーは落ちていたアリシアの武器を彼女に渡す。
しかしアリシアはそれをチャーリーが持っているようにという。

ふたりは強風で吹き飛ばされたこの家の住人の写真を集めて瓶にいれ、墓に供えた。
「あなたの中にマディソンがいるのが見える」

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