ウォーキング・デッド8 第14話「涙のわけ」あらすじ(ネタバレ)迷うことをやめたリックとモーガン最強タッグが捕虜たちを追う!

ゴミ山に住んでいたグループでひとりだけ生き残ったジェイディス。このエピソードの冒頭ではジェイディスが生き残った経緯が描かれるが、演技がうますぎて笑える。笑
仲間がたくさんいたときは無表情で強そうな女だったジェイディスだが、仲間がひとりもいなくなった途端、以前のエピソードでもリックに頼ろうとしたり、今回のエピソードでもひとり清潔な部屋でメソメソしたり結局大したことない人物でガッカリだ。

案の定ニーガンを殺せないジェイディス

ジェイディスはリックとの決戦から逃げ出してきたニーガンを縛り上げてどうにでも出来る状況だったのに、ジェイディスの仲間を殺したのはニーガンの命令を無視したサイモンの独断だったことを聞かされ、必ず償うという言葉を信じて結局ニーガンを解放してしまう。

まあ、ジェイディスごときが最重要人物であるニーガンを殺すというオチがあるわけないのは分かっていたが、やれる時にグダグダして結局やらないというこのドラマの登場人物たちにとってもありがちな展開にはいい加減飽き飽きしている人も多いのではないだろうか。

最強タッグが脱走した捕虜を追う!

行方が分からなくなったヘンリーを探し外に出ていたモーガンとキャロルもまたメソメソ話をしながら森の中をうろつきまわっているが、少年の持っていた棒が刺さったまま歩いているウォーカーを発見する。
これを見てモーガンは絶望。そしてひとりで脱走した捕虜の追跡を始める。

リックもまた脱走した捕虜を追って外に出ていた。前回からそうであるようにリックにはもう迷いがない。吹っ切れたリックは自分の手でケリをつけるために捕虜を追っていたのだ。
リックは森の中でモーガンと出会い、最強のふたりは共にニーガン軍を追う・・・と思ったのも束の間、油断したところを敵に不意打ちされあっさり気を失って捕まってしまう。

迷うことをやめた凶暴男はやることが一味違う・・・

リックたちが目を覚ました時、脱走したニーガン軍は今後どうするかについて口論していた。
リックたちにとっては絶対絶命の状況のようにも見える。例えばゲーム・オブ・スローンズだとこういう時に意外と主要人物があっさり雑魚に殺されるとかもありそうだが、ウォーキング・デッドに関してはまずあり得ないだろう。
そう思って見ているとやはりウォーカーの大群が倉庫になだれ込んできて現場は大混乱に陥った。

脱走ニーガン軍は聖域に戻る派とヒルトップに戻る派で口論していたわけだが、大量のウォーカーをなんとかするために手を貸すというリックたちをヒルトップ派の男が縄を解いて助ける。
そして・・・さすが迷うことをやめた凶暴男リック!!驚いたことに、助けてくれたニーガン軍ではあるが友好的な男を迷わず後ろから攻撃して殺す・・・。
こういう感じだともはや正義の主人公って感じは全くない。笑
モーガンはモーガンで逃げたニーガン軍を目ざとく追ってしっかり仕留める。前はとっても優しくて、悪人だっていつかは変われるとか言い張ってたのに、モーガンも変わったものだ。

数々のサバイバルを経てここまで来た主人公のリアル

そして現場にいた脱走ニーガン軍は皆殺し。リックとモーガンは迷わずやるべきことをやってヒルトップへと戻っていくのだった。
上のほうで書いたようにジェイディスのグダグダ・メソメソっぷりに嫌気がさしていたので、リックとモーガンの迷わない凶暴っぷりはとても良かった。

それにしてもかつては正義の味方だったリックとモーガン。リックは以前から凶暴な一面は見せていたが、今回のような場面では友好的な相手まで殺すことはしなかっただろう。
そのように情けをかけて裏切られ続けてきたこのウォーキング・デッドもシーズン8ということで、この長い長いサバイバルの日々と多くの辛い経験がリックをここまで変えてしまったのだ。
綺麗にまとめた仲良しドラマなんて面白くも何ともないのでこういう極端な展開は大歓迎なのだが、こうなってくるともうリックが主人公なのかニーガンが主人公なのかよくわからなくなってきた感も否めない。


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