LOSTシーズン1 第11話「見えない足跡」あらすじ(ネタバレ)がむしゃらに追跡したジャックが諦めず最後に救った命

ひとりだけ乗客じゃない奴がいる!!ジャックたちがそれを知った時、既にクレアとチャーリーはイーサンによって連れ去られた後だった。
ジャックとロックは急いで彼らの後を追跡するがジャングルの中でなかなか追いつくことはできない。

これ以上は危険だと言うロックの制止を振り切り興奮したジャックはひとりでジャングルを追っていく。
一方、なぜここまでサバイバル術に長けているのか疑問でしかないロックは冷静に一度戻って道具や仲間を連れて再び追跡を開始する。

ジャングル

イーサンに自分ひとりで勝てると思い込んでるジャック

ところで敵はイーサンひとり。一体どうやってクレアとチャーリーのふたりを連れて行ったのだろう?
まともな道は無いジャングルの中、二人の人間を引きずっていくのはさすがに無理がある。
そもそもチャーリーという健康男子が一緒にいたのにクレアとチャーリーのふたりは連れ去られた。
チャーリーよりもイーサンが強かったというのは分かるのだが、ジャックがひとりでイーサンを倒して救出できるかどうか分からないしかなり危険を伴うのは間違いない。

もし成功したとしてもそれではチャーリーの立場がなくて何だか可哀想だ。好きなクレアの前で格好がつかない・・・。
また、チャーリーが勝てなかったイーサンに自分ひとりで勝てることを微塵も疑ってないジャックの自信家っぷりは大したものだ。笑

文句なしに強かった不気味男イーサン

なんてことを考えながら見ていたら、土砂降りの中で斜面から滑ってひとりだけ転がり落ちたジャックのところにイーサンが現れ、ジャックをボコボコにする。

パンチ

それにしてもこの男・・・つ、強い!!
ジャックのパンチを難なくかわして繰り出す打撃。パンチもいいがスムーズに肘を使って攻撃するあたりは戦い慣れているのをうかがわせる。さらに、倒れかかったジャックに上から打ち下ろしたパンチがプロの格闘家っぽくてかっこいい。
こんな男にチャーリーが勝てるわけないかー。笑

ジャックの執念が最後の最後で友の命を救う

気絶していたジャックが目を覚ますと雨は止んでいてケイトがいた。
いまだに冷静さを取り戻せないジャックはジャングルの中を進んでいくのだが、一体どの方向に進んでいるんだか、適当に走っているようにしか見えない・・・と思いきや、ジャックとケイトは大きな木に首から吊り下げられた状態のチャーリーを発見!

チャーリーは既に心臓が止まっている状態だった。
ジャックは懸命に蘇生を試みるがなかなか息を吹き返さない。
人工呼吸や心臓マッサージをいくらやっても状況は変わらず、ジャックはやけになってチャーリーの胸をボコボコに叩く。・・・あんなに叩いたら肋骨の一本や二本は折れてるかもしれない。

ケイトは諦め泣いて、ヤケクソになってるジャックを制止する。
しかし今回ばかりは諦めたくなかったジャック。一度は蘇生をやめたものの、諦めきれずにまたチャーリーの胸を叩き始める・・・すると最後の最後にチャーリーが突然息を吹き返すのだった。
弱いけど優しくて気のいいチャーリー。このシーンは正直感動せざるを得なかった。
音楽もとてもマッチしていた。

厳格な父を許すことができなかったジャック

本話の回想シーンは医者として病院に勤務していた頃のジャックが描かれている。
ジャックの父が酒に酔った状態で手術をしてミスし、ジャックが尻拭いをしようとしたが患者の命を救うことが出来なかった。

手術

自分のミスを隠そうとする父は息子に協力を求める。
幼い頃から厳格すぎる父に反発していた彼は、最初は協力を断ろうとしたが、ここで初めて父から優しい言葉をかけられて気持ちが揺らぎ、ミスを隠すことへの協力に同意する。

しかしどこかやりきれない思いを振り払うことが出来ずにいたジャック。
病院で取り乱している患者の家族を見て、さらに、患者が妊娠していたということを知って、結局は父への協力を止めて、父が酒に酔ってミスをしたことが死因だと告発するのだった。

息子を厳格に教育してきた父自らが作り上げてきた父親像。ジャックは父が犯した罪そのものを許せなかったのではなく、父親像が崩壊することを受け入れることができなかったのかもしれない。

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