LOSTシーズン1 第14話「運命の子」あらすじ(ねたばれ)出会ったばかりの親子マイケルとウォルトの不器用な愛の物語

マイケルはウォルトに父親としてどのように接したらいいのか悩んでいた。
彼が良かれと思って言っていることがウォルトの気持ちを尊重できておらず、結果として息子に反発されてしまうという、よくある子育ての悩みである。
それがこの島での生活という特殊な状況下でさらに困難なことになっているのだった。

子供にも分かる最も頼りになる男

ウォルトは島で最も頼りになる存在としてロックを特に慕っていた。
ある日ウォルトに頼まれてナイフの扱いを教えるロックだが、マイケルがそれを発見して激怒する。
危険な道具を子供に持たせることに親として怒るのも当然だが、自分たちが置かれている状況を考えるとナイフの使い方を覚えておくのは悪いことではないかもしれない。

ナイフ

激昂するマイケルを止めるためにブーンが体当たりして抑えつけようとするが、彼はマイケルに殴られてまたしてもひどい目に会うのだった。ブーンを殴られ損キャラとして定着させようとする制作スタッフの意図が感じられる。笑

ウォルトが生まれ父親と離れ離れになる経緯

若い頃マイケルは絵描きだった。
付き合っていた弁護士志望の女性との間に子供ができて結婚することになるが、女性はまだ勉強中の身。
そこでマイケルは一時的に絵描きになる夢を中断して建設現場での仕事を始める。

絵描き

やがて女性は弁護士となり、仕事のチャンスを掴むためにオーストラリアへ移り住む。
この時マイケルは建設現場の仕事があまり無い状況だったため、ウォルトは母親に連れられてオーストラリアへ行くことになった。
まだ赤ん坊だったウォルトはマイケルのことを覚えていない。

その後、ウォルトの母親はオーストラリアで別の男性と結婚することになる。そして彼はその男性の養子として育てられることとなった。

彼が再びマイケルに引き取られることになった経緯

数年が経ち、ウォルトは実の父親であるマイケルを知らないまま現在の年齢となっていた。

ある日、ウォルトの母親が病気のため突然他界してしまう。
残されたウォルトの義父は自分ひとりでウォルトを育てる意思が無く、マイケルのところを訪れてウォルトを引き取ってくれるように頼む。

昔と変わらず実の子の幸せを想っていたマイケルはその申し出を受け、ウォルトを引き取って育てることになるのだった。
つまりマイケルは接し方が不器用なところはあるが、ちゃんと息子のことを愛している良い父親なのである。

謎の白熊がウォルトに襲いかかる

マイケルに反発したウォルトがビンセントとジャングルの中を歩いていると、ビンセントが何かの気配を感じて吠えながら森の中へ走って行ってしまう。
ビンセントの後を追うウォルトはジャングルの中に迷い込む。

ジャングル

息子の不在に気付いたマイケルとロックは協力して彼を探すためにジャングルに入る。
そしてビンセントのリードを発見し、息子の叫ぶ声を聞きつける。
声のする方へ向かうと、木々の狭い隙間に逃げ込んだ彼が今にも巨大な白熊に襲われそうになっていた。

銃も持たない彼らが正面から白熊に向かっても勝てる見込みは無い。ロックの機転で、彼らはウォルトを木の上から引っ張り上げて救出。
この際、ウォルトにナイフの扱い方を教えていたことも役立ち、危機一髪のところでウォルトは助かるのだった。

マイケルは、自分がロックに対し大人気ない態度をとっていたのにも関わらず、快く協力してくれた彼に感謝し、そして彼こそがこの島で一番頼りにすべき存在であることをようやく認識するのだった。

チャーリーとソーヤーのパンチの効果音の違い(笑)

ところで本話ではクレアの日記を巡ってチャーリーとソーヤーが揉めるシーンがある。
クレアの荷物の中に日記が無いことに気付いたチャーリーがソーヤーに聞くと、案の定彼がそれを持っていた。
渡せと言ってもなかなか応じてくれないひねくれものソーヤー。
怒ったチャーリーがソーヤーの腕の傷を殴ってその隙に日記を奪うのだが、怒ったソーヤーに顔を殴られる。
この効果音の違いがダイナミックでちょっと面白い。チャーリーが殴った時の音は控えめなのに、ソーヤーが殴った時はすごい音がする。笑

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